わたしは高町なのは。大学に通ってるごく平凡な学生です。
幼馴染みの八神はやてちゃんからライブに誘われて、幼馴染みのアリサ・バニングスちゃん、月村すずかちゃんと一緒にライブハウスに向かってます。
「それにしても、あのはやてがライブハウスを経営するなんてねー」
「子供の時から経営がしたいって言ってたもんね、はやてちゃん」
「でも、ライブハウスなんて意外だわ。はやてなら、クラブの方があってるし」
「アリサちゃん……そんな事言っちゃだめだよ?」
「えー、すずかはそう思わない訳?」
「ぅ、思ってても言っちゃだめだよ」
「つまり思ってるのね? 日頃の行いが悪いはやてだから仕方ないけど。すずかにまで思われるって流石はやてよね」
「ア、アリサちゃん!? 私そんな事言ってないよ!?」
「言ってる様なものじゃない。ねぇはやて?」
「……あー、そうやね。流石のわたしもちょぉ傷付くわー」
歩きながら話すアリサちゃんとすずかちゃんの後をゆっくり付いて歩く。
なのはに任せたらいつ着くか分からないじゃない! というアリサちゃんの理不尽な言葉により、そんな現状になっている。
楽しそうに話す二人の会話を右から左に受け流しつつ、わたし別に方向音痴じゃないんだけどなぁーっと思っていたら。どうやら目的地に着いたみたい。
苦笑いで、少ししょんぼりしたはやてちゃんに案内され飲み物を持ってを関係者席に座るわたし達。
水を注文したわたしにジントニックの入ったコップにすり替えたはやてちゃんは、相変わらず悪戯好きで困る。
「んー、そういえばはやてちゃん。さっき少ししょんぼりしてたけど、どうかしたの?」
「あー、それはなぁーー」
「なのは、あたし達の会話聞いてなかったの!?」
「にゃはは、えっと聞いてなかったかも」
「あんたねぇ」
「いやいや、アリサちゃん。わたしの言葉遮らんといてくれへん?」
「あーごめん、流石のあたしも聞いてなかったなんて想定外だったから」
「アリサちゃんから地図を取られてから、なのはちゃん少し落ち込んでたから」
「……気付いてたんなら言いなさいよ、すずか」
「そっとしといてあげた方が良いかと思って。その、ごめんね?」
「あー、いや、あたしが悪かったわ」
「ふふ、私は気にしてないからなのはちゃんに言ってあげて」
「悪かったわなのは。そこまで気にするとは思わなくて」
「アリサちゃん早く行きたくて仕方なかったもんね」
「す、すずか!? 違っ、違うわよ!?」
「そうだったんだ。ごめんねアリサちゃんそんなに楽しみにしてたなんて思わなくて。
最初に地図渡しとけば良かったね」
「違うって言ってるでしょ!? 納得しないでよ、なのは!
って何ニヤニヤしてるのよはやて!! あんたは関係ないでしょ!!」
「いやいや、そんなに楽しみにしててもらえたんやったら招待した甲斐があったなぁ〜と思ってなぁ♪」
「〜〜っ!? だ、だから違うって言ってるでしょ!?」
「ん。ほなそういう事にしとこか?」
「はぁ。もう好きにしなさいよ」
「はやてちゃん。あまりいじめちゃ可哀想だよ」
「堪忍なぁ〜、楽しくてつい♪」
はやてちゃんがしょんぼりしてるのは、アリサちゃんとすずかちゃんの会話が関係してるらしく。わたしが知らない事に驚くアリサちゃん。
そんなアリサちゃんに何故わたしが会話を聞いてなかったのか理由を説明してくれるすずかちゃん。
わたしに謝るアリサちゃんにフォローのつもりですずかちゃんが援護射撃をするけど。それフォローになってないよね?
確かにアリサちゃんのテンションが高いなぁ〜とは思ってたし、理由を聞いて地図を取られた本当の理由がわかったけど。
はやてちゃんいわくツンデレのアリサちゃんにはフォローになってない。多分、いや絶対確信犯だよね? すずかちゃん。
微笑むすずかちゃんと、ニヤニヤ笑うはやてちゃんにからかわれてぐったり机に突っ伏し、投げ遣りになるアリサちゃん。
「オープンイベントやから、今日はレアなグループやねん。せやから見てって損はないと思うで!」
「今話題の金色stereoも来てるんでしょ?」
「お、情報が早いなぁ〜折角秘密にしてたのに流石アリサちゃんやね」
「ふん、あたしを誰だと思ってるの?」
「アリサちゃん。そこまで楽しみにしててくれたんやね」
「だ、だからそれはもういいって!! それより、よく契約出来たわね」
アリサちゃんのテンションが高い理由はどうやら、金色stereoというグループが来るかららしい。
あまり音楽を聴かないわたしも聞いた事あるグループだった。確か年数回しかライブをしない幻と言われるグループだったような気が。
チケットは即完売でオークションでは確か、ウン十万で出回ってたとかなんとか。テレビには絶対出ないし、ツチノコ的な伝説になりつつあるって噂だったっけ?
「ん〜。まぁ、ボーカルの双子とは幼馴染みやから」
「はぁ!? それなら何であたし達が知らない訳?」
「そら家遠いし、会うにしてもわたしが行ってたし。
わたし小さい時病気で長期入院してたやろ? そん時知り会って仲良くなってな、お互い退院してからも定期的に会ってたんよ〜
電話は毎日しとるし、最近はもっぱらSkypeやけど」
「何よ、あたし達より仲良いみたいじゃない」
「ヤキモチ?」
「なっ!? ち、違うわよ!! ただそんなに仲良いのが意外だっただけで」
現役大学生にして、クラブハウスのオーナー。幼い時に両親を失ったとはいえ、流石世界屈指の大財閥八神家の当主だね。
人脈も凄すぎだよ、はやてちゃん。
色々と凄いはやてちゃんだけど、人をからかう事と悪戯する事が大好きだから良く知ってる人から見たらとてもそんな風には見えないんだよねー。
生き生きしてるよはやてちゃん。アリサちゃんも過剰に反応しなければ良いのに、出来ない性格だから仕方ないよね。
心の中でエールを送りつつ傍観者と徹するわたしとすずかちゃん。
「まぁ、双子の片割れわたしの恋人やし」
「はぁ!? 何よそれ!? 初耳よ!!」
「やって、言うてへんもん」
「ちょっとはやてぇ!?」
「あ、そろそろ始まるよ、アリサちゃん」
「ぐっ!? あんた態とじゃないでしょうね?」
「なんの事やアリサちゃん?」
爆弾発言のはやてちゃんを問い詰めようとしたアリサちゃんにタイミングを見計らったように暗くなる会場内。
チューニングをそこそこに始まる演奏。会話が出来る状態ではなく仕方なく諦め大人しく演奏を聴くアリサちゃん。
会場に鳴り響く演奏。凄い、身体まで振動が響いてくる。
数組のグループの演奏を終え、どうやら取りを演奏するのは、幻と言われている金色stereoみたい。
演奏が始まると会場内の人が息を呑むのがわかる。
優しい演奏、響き渡るアルトとソプラノ。双子なだけに息の合った歌声。まるで1人しか歌ってないような錯覚さえ呼び起こす。
身体に響いた振動が心臓にまで響いてくる。
演奏が終わって、お客さんが帰った後。関係者だけになった会場で放心状態になっているわたし。
「どや、良かったやろ?」
「えぇ。来た甲斐はあったわ!」
「ふふ、アリサちゃん楽しみにしてたもんね」
「すずか!? もうそれはいいってば!!」
「……えっと、はやて。私達本当に来て良かったの?」
少しドヤ顔になっているはやてをスルーして素直に感想を伝えるアリサ。そしてからかうすずか。
また過剰な反応をするアリサ。そんな遣り取りの中、怖ず怖ずと声を掛ける金髪の女の子。
「なに言うとるんフェイトちゃん。わたしの幼馴染み紹介するから、演奏終わったらアリシアちゃんと来てって言うたやん!」
「そうだけど、楽しそうに話してたし邪魔しちゃ悪いかなって……」
「フェイトちゃん、昔から遠慮し過ぎや言うとるやろ? そんな事気にせんでええから、そこ座って!」
「あ、うん。ごめん」
八の字に垂れ下がった眉。そんな幼馴染みの姿に、ホンマフェイトちゃんはしゃあないなぁ〜と呆れ顔のはやてが隣に座る様に促すと大人しく従い、左隣の席に座るフェイト。
因みに、左から順にフェイト、はやて、なのは、アリサ、すずかの順に座っている。
「で、アリシアちゃんは?」
「アリシア? トイレだよ、直ぐ来ると思うけど」
「そか。自己紹介したかってんけど、アリシアちゃん来てからでええか」
「うん。そうだね、その方が良いと思うよ。で、はやてひとつ聞きたいんだけど、彼女大丈夫?」
「は? 誰?」
「はやての隣の子。放心してるみたいだけど、大丈夫なの?」
「え? なのはちゃん?? ぅお!? 固まってもうてる!!
あかん、なのはちゃんには刺激が強かったか!!」
アリシアちゃんがトイレなら自己紹介は戻ってからやね〜と、のほほんと会話するはやてだが。
フェイトに指摘され、視線を左から右えと移す。じーっと見つめる視線の先で微動だにもしないなのはの姿に頭を抱え叫ぶはやて。
「んー。はやて、私が起こしても良い?」
「え? それはええけど珍しいな、フェイトちゃんが他人に興味を示すなんて」
「そう? そんな事はないと思うけど」
「まぁ、ええわ。ほんなら頼んだで」
はやてちゃんと女の人が何か話しているみたいだけど、会話の内容が頭に入ってこない。
まるで白昼夢でも見てるような錯覚さえ覚える感覚が、誰かに揺すられる事によって徐々に薄れていく。
感覚が正常に戻っていくにつれて次第にはっきりしてくる精神。
アルトな声が耳に擦れる。聞き覚えが無いけど聞いた事のある声。
そんな矛盾がわたしの精神を一気に覚醒させる。声のする方を見ると、心配そうに揺れる紅の瞳。
心臓が跳ね思わず叫んで仕舞うわたしに狼狽える彼女。
「にゃぁ〜〜!?」
「え? えぇ!? あの、えっと、えぇ!?」
「フェ〜イ〜ト〜」
「アアア、アリシア!? ち、違っ!? 私何もしてないよ!? ホントだよ!?」
響き渡る叫び声、わたわたと焦り慌ただしく左右に泳ぐ紅い瞳。
タイミング良くトイレから戻ってきたもう1人の紅い瞳の女の人。
あ。この人達、金色stereoだ。なのはがそう思ったのも束の間。
声をめい一杯下げ、眉根を寄せ詰め寄るアリシアに焦るフェイト。どこの家庭でもやはり姉は強い。まぁ、例外もあるだろうけど。
「初対面の人にいきなりそんな事したら、驚くでしょ!! はやてもなんで止めないの!!」
「いや、でも、アリシア……」
「ちょっ、わたしまで!?」
「フェ〜イ〜ト〜、は〜や〜て〜」
「「ご、ごめんなさい……」」
言い訳する二人を一言で屈服させるアリシアちゃんに驚き呆気に取られるわたし達。
もしかしてアリシアちゃん最強? 内心そんな事を思っていたらフレンドリーに自己紹介を始めるアリシアちゃん。
「ライブ見てくれたなら知ってると思うけど、金色stereoのボーカル。アリシア・テスタロッサだよ! で、そっちでしゅんとしてるのが双子の妹のフェイト」
「えっと、わたし高町なのは」
「アリサ・バニングスよ!」
「月村すずかです」
「うん、なのはにアリサにすずかだね! ごめんねなのは、フェイトには後でキツく言っとくから」
「ふぇ、もう良いよアリシアちゃん。起こしてもらったのに驚いちゃったわたしも悪いし」
「そう? なのはがそう言うなら良いけど。ホントにごめんね」
「気にしてないよ。それより、ひとつ聞きたい事があるんだけど良いかな?」
「ん? 良いよ! なになに?」
「えっと、アリシアちゃんとフェイトちゃんのどっちかが、はやてちゃんの恋人って本当?」
軽く自己紹介を終えたわたしに、妹がごめんねと謝るアリシアちゃん。後でキツく言うといったので慌てて、しないであげてほしいと伝えると許してくれるみたい。
あれ以上怒られると流石に気の毒なので、ほっと一安心。ただでさえ、しょんぼりしてるのにこれ以上怒られたら泣いちゃうんじゃないかな?
と、まぁフェイトちゃんの事は一旦置いといて。ライブが始まる前のはやてちゃんの言葉を思い出したわたしは、アリシアちゃんに聞いたんだけど。
聞いた瞬間、悪寒が走る。何故だろう、額から変な汗が出るんだけど、わたし何かいけない事聞いちゃったかな?
「……それ、はやてから聞いたの?」
「う、うん」
「なら、話しても良いかな。まぁ勿体つけるような事でもないんだけどね――」
「ちょぉ、待ってアリシアちゃん!?」
「何はやて? というか、私の言葉を遮らないでほしいんだけど」
「そうやなくて、何を言うつもりなん!?」
「え? 私とはやては付き合ってますって言おうと思ってたけど?」
「もう言うてるやん!?」
「だって、言ったんでしょ? なら私からも話して良いよね?」
「いやいや、ボーカルの双子としか言うてへんし、誰とは言うてないんやけど……」
「私とフェイトしかいないんだから言ったも同然じゃない!」
「いや、でも、アリシアちゃん……」
「なに、はやて? 他に言い訳があるの?」
怒気をはらんだ声色に返答を返すだけで精一杯。やっぱりわたし聞いちゃいけない事聞いたのかな? と内心焦っていたんだけど。わたしの返答により自己完結したアリシアちゃんは、90度変わった様に花でも舞ってるような雰囲気を放つ。
疑問符を浮かべるわたしに少し嬉しそうに説明を始めるアリシアちゃんなんだけど、はやてちゃんが慌てて止めに入る。
だけど、冷たくあしらうアリシアちゃんははやてちゃんが言われたく無かった事をさらりと言ってのける。
関西人よろしく突っ込むはやてちゃんだけど、怒気をはらむアリシアちゃんの声色に次第に低姿勢になっていく。凄く珍しい。
「……えっと、アリシアさ、ん。もしかして怒っとるん?」
「私は言いたかったのに恥ずかしいから秘密にしようって言っときながら、自分からバラすはやてに怒ってなんかないよ!」
「怒っとるやん、それ。全部話さんかってんから堪忍してや」
「……ひとつお願い聞いてくれたら許してあげる」
「え? ホンマに?」
「うん」
「えっと、ほんなら何したらええん?」
「今この場でキスしてくれたら許してあげる♪」
「……え?」
「聞こえなかったの? 今この場で――」
「ちちちちゃうわ!? 聞こえとるから二度も言わでや!!」
爆弾発言をさらりと言ってのけるアリシアちゃんに頭を抱え込み、真っ赤に染まった顔を隠すはやてちゃん。
だけど耳まで紅くそまっていて、照れてる事を全然隠せてない。唸り声が聞こえてきたところで、アリシアちゃんが止めの一言をはやてちゃんに告げる。
「別にしなくても良いけど、一ヶ月は許してあげないからね?」
「〜〜っ!? い、今やないとあかん?」
「だ・め♪」
泣きそうな瞳で一縷の望みを抱いて問うはやてちゃんに笑顔でNOと告げるアリシアちゃん。
その言葉にがっくり項垂れるはやてちゃんは、わたし達に余所を向いててくれるとありがたいと伝えると。アリシアちゃんに許してもらう為に、軽く唇を合わせる。
十数秒経って、離そうとしたはやてちゃんはそれでは物足りないアリシアちゃんにホールドされきっかり1分間という長い口付けを交わす事になって。
わたし達の周りになんとも言えない気不味い雰囲気が漂う。
「うぅぅ〜〜、ふぇいとちゃ〜ん。アリシアちゃんが苛める〜」
「えっと、ごめんね? けど、好きなんだから。それくらいの我が侭許してあげたら?」
「す、好きやけどさ。それとこれとは別っちゅうか、フェイトちゃんは出来るんか?」
「あー、ごめん。私も無理かも」
「やろ!! って、ちょい待ち。フェイトちゃん好きな子おるん?」
「え? 気になる子なら、いる、かな?」
「えっ誰な――」
「フェイト、お姉ちゃん聞いてないよ!?」
泣き付くはやてちゃんに宥めるフェイトちゃん。よっぽど恥ずかしかったのか、好きな事と、人前でキスするのは別問題だというはやてちゃん。
確かにそうかもしれないけど、わたしはアリシアちゃん側かなぁ〜?
好きだったら、そういう事ちゃんとしてほしいよね?
そんな事を思っていたら、自分はどうなんと切り返すはやてちゃん。よっぽど同意してくれる人がほしいんだね。
少し考えたフェイトちゃんが済まなそうに同意すると、嬉しそうにしていたはやてちゃんだけど。フェイトちゃんの言葉に少し引っ掛かりを感じて好きな人おるん? と聞くと気になる人ならいると言うフェイトちゃん。
直ぐに食いついたはやてちゃんだけどアリシアちゃんによって遮られた。はやてちゃん不憫。
「ちょっ、ちょっと待ってよアリシア。別に内緒にしてた訳じゃないよ?」
「じゃあ何!?」
「えっと、その。ついさっきだったから、言える時間なんて無かったんだよ!」
「え? お客さん?」
「えっと、そうなるのかな?」
「何で曖昧なの?」
「だって、お客さんと言えばそうかもしれないし、そうじゃないと言えばそうだし……」
「一体誰!?」
「え……言わないとだめ、なの?」
「フェイトはお姉ちゃんに隠し事なんてしないよね?」
「えっと、アリシア。それって私に選択肢ないよね?」
「良いから言う!」
「はぁ。わかったよアリシア。なのはだよ」
「「「「え?」」」」
「……ふぇ?」
見事にカルテットを奏でるアリシアちゃん、アリサちゃん、すずかちゃん、はやてちゃんと間の抜けた声を出すわたし。
そんなわたし達を苦笑いで見るフェイトちゃん。
だけど、わたしはそれどころではない! えっと、フェイトちゃん今何て言った?
「えっと、フェイトちゃ、ん?」
「何? なのは」
「わたしの聞き間違いだと思うんだけど……今なのはって聞こえたんだけど」
「うん? なのはって言ったよ?」
「えっと、今聞き返したんじゃなくて気になる人の方だよ?」
「うん。私が気になってるのはなのはなんだけど?」
「わ、たし?」
「うん。そうだよ?」
「どうして?」
「どうしてって言われても。一目惚れだから分からないかな?」
「本当に?」
「うん。取り敢えず友達からお願いしても良いかな? なのは」
「ふぇ!? えとえと、それって……」
「うん。私と付き合ってほしいんだ、なのは」
「にゃ!? あぅあぅ……わ、わたしで良いの?」
「なのはじゃなきゃ嫌だよ」
「〜〜っ!? ょ、よろしくお願いします」
「うん。なのはよろしくね♪」
フェイトちゃんの告白で会ったその日に付き合う事になったわたしとフェイトちゃん。
その後、フリーズしていたアリシアちゃんがフェイトにはまだ早いとシスコン全開発言をしたり。
アリシアちゃんを宥めるはやてちゃんが苦笑いだったり。
軽く現実逃避するアリサちゃん。そして何事も無かったように微笑むすずかちゃん。
翌日わたし達が通う大学に転入してきたフェイトちゃんとアリシアちゃんに驚いたのはまた別のお話。
終われw
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なのフェイと見せかけて、まさかのアリ(アリシア)はやww
そしてアリはやからのなのフェイ〆(キリッ
なにこれぐだぐだや(苦笑
限界です。補足な所は皆さんの豊かな妄想……げふんげふん。想像力で補完して下さい。
そして、うちでは珍しくフェイトさん攻め攻め(笑)
書いててフェイトさんの言葉にドキドキしてしまった自分ってどうよww←乙女座だから仕方ない(ぇ
これきっと読み返すのキツいなwww←ぉ
【2012年4月13日 14日】著
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