「うぅ〜〜。眠れないよぉ〜〜」
私、高町ヴィヴィオは優れない体調を誤魔化し仕事に出勤し、仕事を終え自宅に帰宅したまでは良かったんだけど。
体調不良を見抜かれ、有無を言わさず、なのはママにべッドに転がされ早1時間と30分。
眠れません。かといって日付が変わる手前の時間にベッドから出るという選択肢がある訳もなく。
というかそんな事をしたのがバレた時のなのはママが怖いです。なので精々寝返りを打つくらいしかできません。
はぁ。どうしたら眠気がくるのでしょうか?
いや、眠気はあるんですよ? ただ眠りに落ちる程無い訳でして。
大体、家のママ達は過保護過ぎると思うんですよ! 私もう働いてるんですよ? なのに、子供の時から過保護の度合いが全く変わらないどころがレベルUPしてるってどういう事ですか!?
そんな事を考えていたら部屋に誰かが入って来ました。
フェイトママでしょうか?
「熱はあんまりなさそうやな」
額にひんやり冷たい感触と共に小さく呟かれた言葉。
安堵したように呟かれたその言葉には少し不甲斐なさにも似た感情がこもっているようで。続けてため息まで聞こえてくる。
独特な訛りのある話し方で誰なのかという事が姿を見なくてもわかる。
例え口調を変えられたとしても聞き分ける自信は私にはある。
恋人でもあり、直属の上司でもあるはやてさん。
ママ達の幼馴染みでもあるはやてさんがこんな時間にここに来たという事はなのはママ辺りが連絡したのだろう。
「体調悪い時くらい無理せんと頼ってほしいんやけどなぁ」
目を瞑ったまま反応が無いので、私が眠っていると思ってるはやてさん。
眠れないので、はやてさんとお話するのも良いと思うけど、このまま独り言のような呟きを聞くのも良いかも知れない。
この悪魔の囁きを受け入れてしまった事を後で後悔する事になるのは、また別のお話。
終れww
おまけ
あの後、恥ずかしがり屋なはやてさんが普段言ってくれない嬉しい言葉を連発し。堪えきれなくなった私ははやてさんをおもいっきり抱き締めてしまい。狸寝入りなのがバレ、絶対零度な視線を抱き締めた最愛の恋人から受けたとか受けなかったとか。
高町ヴィヴィオ20歳。フェイトママの気持ちが分かった瞬間です。
終わる
|
ヴィヴィオさんマジ大人!(話し方的な意味でw)
体調不良でベッドに転がり眠れなかったから思い付いた話。
ていうかこれ書き終わった時点で更に1時間経ってしまってる(笑)
って事はこれを書くのに約1時間ってとこなのか。
【2012年10月12日】著
|
|